心のコンディションチェックを、セッション前後で比較して分かったこと
私たちは、セッションの前後で 心のコンディションチェック を用いた比較記録を取っています。
目的は、良い悪いの判定ではなく、今の状態に気づき、必要なセルフケアや環境調整のヒントを得ることです。
今回、複数名の事例でセッション前後の比較を行ったところ、チェック上の負荷が軽くなる傾向が確認できました。
本記事では、個人が特定されない形で、ビフォーアフターの例を共有いたします。

【数値を出さない理由】
本来は尺度ごとの数値がありますが、個人情報保護と、読み手が数値だけで状態を決めつけてしまうことを避けるため、本記事では具体的な数値は掲載していません。
写真で示しているのは、前後のバランスの変化と全体傾向です。
【写真キャプション(例)】
Aさん:セッション前後で、全体の負荷が小さくなる傾向
Bさん:ばらつきが落ち着き、緊張の強さが和らぐ傾向
Cさん:気分の重さと疲労感が軽くなる方向へ
Dさん:心身の負荷が整い、日常の扱いやすさが増える傾向




【今回の写真から客観的に言えること】
- セッション後、レーダー全体が内側に寄り、負荷が小さくなる傾向が複数例で見られました
- いくつかの項目が突出していた状態から、山が低くなり、ばらつきが減るケースがあります
- 変化の出方は人によって違いますが、短い期間でも動きが出る可能性が示されています
ここで大事なのは、数字の大小ではありません。
写真で見えているのは、心が頑張って変わったというより、身体の土台が整って「反応が過剰に出続ける状態」から抜け始めたかもしれない、という兆しです。
【専門家ではありませんが、考察として考えられること】
ここから先は断定ではなく、現場での観察から立てた仮説です。
ただ、写真の変化には一つ共通した“流れ”があるように見えます。
仮説1:身体の安全判定が変わると、心の反応が先に静かになる
心は、説得や気合いで切り替わらないことがあります。
でも身体が「今は大丈夫かもしれない」と感じた瞬間、いちばん最初に変わるのは“考え方”ではなく、反射的な緊張や構えのほうです。
その結果として、緊張、不安、疲労感、落ち込みが、少しずつ過剰になりにくい方向へ動く可能性があります。
仮説2:脳の常時稼働が落ちると、頭の中の渋滞がほどける
情報過多や気遣いが続くと、脳はずっと処理をやめられません。
身体側が落ち着くと、思考が勝手に回り続ける状態が弱まり、
混乱や当惑のような「整理できない感じ」が静まるケースが考えられます。
仮説3:緊張が下がると、回復が“努力なし”で回り始める
疲労感は、体力不足だけでなく、神経が抜けない緊張で増えることがあります。
緊張がゆるむと、睡眠、呼吸、消化、回復が回りやすくなり、
日常が扱いやすくなる可能性があります。
つまり、頑張って前向きになるのではなく、勝手に戻っていく土台ができる、という方向です。
【読んでいる方へ】
頑張っているのに休まらない。
気分が上がらない。
緊張が抜けない。
もしそう感じているなら、あなたの意志が弱いのではなく、身体がまだ「警戒モード」を解除できていないだけかもしれません。
そして、変化は気合いではなく、順番を整えた時に起きることがあります。
今回の写真は、その順番が動いた可能性を示しています。

